2018年1月26日

TMWLPのご縁で集う

黄色い家で、メンティ・メンターのみなさまと

17日(日)お昼のこと、らくでん本拠地・黄色い家(大阪市天王寺区)に
7人の女性たちが来られました。迎えるのはらくでん理事長の西道です。
ベテランの域の社会人の方々が勢ぞろい?いえ、大学生の方々も。
新年からなんの集まりでしょうか。

◆女性リーダーシッププログラム
実はこのみなさん、2017年度TOMODACHI MetLife Womens Leadership Program(TMWLP)に参加中のメンティさんとメンターさんでした。「TOMODACHI」は、米国大使館と米日カウンシルが主導で2013年にスタートした官民パートナーシッププログラム。「Educational」「Cultural」「Leadership」の3つのテーマのもと、官民が連携して年間約50のプロジェクトを進行しています。TMWLPはその名にある通り「Leadership」をテーマに、民間企業としてメットライフ生命保険株式会社がサポートするプロジェクトです。

高いグローバル意識を持った日本の女子大学生(メンティ)に、海外とのつながりも深い分野で活躍する女性リーダーをメンターとしてマッチングし、複数回の集合研修と、継続的なメンタリング、その後メンティは米国ツアー等を含む、9か月間のプログラムを体験します。過去338名の若者が参加し、今年度は東京、大阪、福岡、那覇で現在、約100名が参加中です。

メンティへの集合研修では、女性リーダーとして活躍するために将来有効な「Leadership Competencies」「Financial EmpowermentNetwork of Women」を得ることを重視しています。メンタリングでは教育機関・さまざまな業界の日本の民間企業・外資系企業等の管理職や起業して経営に携わる女性たちがメンターとして参画し、メンティのキャリア開発のリソースとなります。

ふだんはメンティ・メンターそれぞれの組み合わせで会うことの多いメンバーですがこの日は、メンターのひとり、株式会社伝耕の代表取締役として起業家の顔も持つ西道の呼びかけで、関西エリアのメンティ・メンターでご都合のつかれたみなさんが新年会に集ったのでした。

◆新年に寄せて~2018年にやりたいこと
キャリアはいろいろながら共通の関心事は多いもの。お持ち寄りいただいたバラエティあふれる美味しいお食事を楽しみながら、お腹がちょっと落ち着いたところでミニワークショップ開始! せっかくらくでんの本拠地にお越しいただいたことでもありますし、『伝版®』を各自のお道具にして、「今年やりたいこと」とその実現に向けて想定される「敵」をシェアしてみることに。

「花」の伝版®の真ん中には今年のテーマを、6枚の花びらにはやりたいこといろいろを載せていきます。では「敵」は?―伝版®をご存じの読者の皆さまはもう想像されていますね。はい、その名も「七人の敵」の伝版®を使っていただきました。

すっかり、ほどけた会話の中で、ふだんはそこまで到達しにくい「人生のパートナー」についてのお話も登場。「夫」「元夫」「再婚夫」「パートナー」「彼氏」「友達以上彼氏未満」・・・多様な事例にときに驚愕・爆笑しつつ、新年ということも手伝って想うことがいろいろあるものです。

メンター・メンティのみなさんとも、ご多忙かつ多方面からのプレッシャーも並々ならぬ方々ですから、思い切り心をオープンにして振り返って見通すひとときは意外と貴重なお時間だったかもしれません。

見立ておえたところで、お一人おひとり発表です。聴いているメンバーからは、発表された方の「今年やりたいこと」に関わるサポートを申し出るのがこの日のスタイル!
メンティの方々へのサポートはもちろんですが、メンター同士でも、女性のリーダーシップをサポートすることそのものについてサポートしあえる点も多々あるようです。

サポートしあうことは、エネルギーをシェアすること。予め決まったエネルギーを切り取って人に分けるというより、シェアすることでエネルギーがもっと豊かになる気がします。おおいにサポートしあって、自分の不完全さをむしろ楽しんでやっていきたいとのお声も。

夕方6時ごろ、これからもこの縁を活かした“女縁”づくりをしていこう!ということで新年会はおひらきに。出立前に、美味しかったテーブルのお片付けも瞬時で片づけてくださったすてきなお客様方でした。

次回、公式な場でお顔ぶれがそろうのは6月―2017年度TMWLPプログラムの締めくくりとして東京で開催されるアニュアルカンファレンスの予定です。ですがきっとこれからもその場にとどまらず、今回ご都合のつかれなかったみなさまもふくめ、このご縁・サポートしあう関係を大切にできることを確信できるような、そんな午後のひとときでした。

◆メンタリング面談では
ところで新年会に先立つ午前中、西道は大学4年生のメンティさんと、3度目となるメンタリング面談をご一緒していました。
 
黄色い家の玄関
愉快な屏風は硝子の『igu伝カード』
これまでの人生を振り返って自分の好奇心のありかを探ったのち、今回は伝版®「木」をつかって、5年後=27歳のときのありたい自分の姿をイメージし、想いや考えを整理して具体的に表現していただいたそうです。
 
自分自身の『好奇心』に紐づく本当に思い入れがあることを軸として自覚して、ときにハードルの高い困難なタスクを串刺しにすると、“やる気”と“効率”がともにアップできること、またとてもがんばり屋さんの彼女はときにがんばりすぎる傾向にあるので、とにかく意識的に設定したタスクと『自分の好奇心』を関係づけることにより、タスクのとらえ直しをすることをアドバイスした、と西道。

午後の新年会では面談の続きの工程として、午前に描いた「木」をもとに、今年やりたいことをみなさまとともに整理していたメンティさん。多様なキャリアを歩むほかのメンターである女性たちや、同じメンティの立場で取り組む女性との交流は、自身のキャリアを考えている最中の方にとって楽しいばかりでなく、とても大切な刺激だったことでしょう。

「つたえあえば、人生はひらく」というのが楽伝のキャッチフレーズですが、新年の一日がその小さな一歩になればうれしいです。みなさんも今年一年、思い描くさまざまな人生がひらかれますように。

>>『igu伝カード 

後記:ユーザーのみなさまはそろそろ次年度版を気にしていただいている頃でしょうか。この日も登場した、らくでんおなじみのツール『伝版®』。2018年度も「木」「花」「川」などの伝版®をふんだんにつかった4月始まりのお道具『伝版ダイアリー2018』については近日ご紹介させていただきます!

*楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性と変化あふれる社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。
 


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