2017年10月6日

【前編】変化の時代を生きる若者のキャリア構築力を育む

高校生のためのキャリア構築支援ワークショップ(福島県白河市)

ケーススタディでグループ発表
先日、楽伝メンバーが大学生とお会いしたときの話。ちょうど我々が転職をテーマとする研究の学会発表を行った日。その話になると学生さんの目が輝き、就職のその先起こり得る人生上の転機への対応について情報に飢えているとのこと。もちろん教員やキャリア専門スタッフ・親・先輩から、意見や断片的情報を得ることはあるが、それが自分の生きていく時代にあう充分なものとは思いづらい様子。

「転職を重ねてハッピーにキャリアを構築している人?いるんだったらどんなふうにしたらそうなれるのか知りたい!」
-大学4年生の正直な声でした。

“キャリアをどのように築いていくか?”
―不変の問いのようで、加速する変化の時代にはまことにチャレンジングな新鮮味あるテーマ。
“長らく社会人をやっている”という人がここから先をハッピーに生き抜くには、いままで拠り所にしていた“経験というものの捉え方・使い方”に『転換』を要しますが、現時点で上手くいっているのは少数派?!

◆若い世代にとっては?
冒頭の大学生しかり。これから社会に出る世代は自分が生き抜くために、直面しうる未知の時代についてもっとわかりたいという潜在ニーズを持っています。身近なおとなを見ていくつかの定番コースをイメージでき、素直に聴くばかりではないけれどおとなから“彼・彼女の経験ベースの助言”をもらってプランできた「かつての時代」とは違うことを、若者は感覚的によくとらえています。
 
さて、いまから少し前。楽伝がひと足早く初秋の気配漂う東北でワークショップをご一緒したのもその世代。大学生よりさらに若い「高校生」のみなさんでした。

◆高校生びいきのカフェ
コミュニティ・カフェEMANON
会場は福島県白河市の旧市街にある、古い空き家をリノベーションした公共施設“コミュニティ・カフェEMANON(エマノン)”―ココ、高校生びいきのカフェだそうです。

カフェを運営するのは「EMANON準備室」。
室長・青砥和希さんも福島県出身で現在大学院生として東京の大学に籍を置きながら活動しています。

201511月のオープン以来、高校生と、応援したい大学生やおとなたちが話しあい、リノベ作業や運用ルールづくりも自らてがけ、活動を重ねてきました。この1年半、白河市内外・国内外のいろいろなおとなを巻き込んで、地域の高校生がだれかや何かに出会い、好奇心を駆動させる機会を創出。地方の地域に生じ辛い“偶発性”を提供してきた場です。 

◆大学を持たない地域
福島県の南に位置する白河市は人口6万人強。65歳以上の老年人口割合約26%(日本全体17%)、年少人口割合(~14歳)が約13%(同16%)。大学を持たない地域は、進学や就職をきっかけに若者人口を手放すことも少なくありません。
 
“高校卒業したら、どんな大学?どんな仕事?どんな暮らしをしたい?”
いま居る場所?それともまだ、知らない場所で?”

EMANON準備室 室長 青砥さん

地方の地域で高校生が向き合う‟自分事”はなかなか大きい・・・
親を筆頭に、子供たちの選択に影響を与えうる身近なおとなは、心情的・経済的要素も背景に自分自身の体験を通じて形成した価値観をもってと意見・意向を示すことも。一方、子供たちが生き抜くは、おとなの経験ベースの助言が必ずしも奏功しない時代です。
 
地域性をよく知るEMANON室長・青砥さんによれば
「この先何をしたいか考えるきっかけとなる刺激が、たとえば東京に比べて、地域の中には存在しなかったり、在っても偶発的に出会う機会がないまま3年生になり、推薦入試先や志望大学の選択をする時期になる。」

学校から志望動機を書くようにいわれ、困ってEMANONに相談にくる高校生が少なくないといいます。

◆第1部:変化する環境を知り「視点をシフト」を体感する
この日は楽伝主催で、そんな高校生のキャリア構築をサポートするワークショップを開催。EMANONにつながり様々な体験をしてきた6人の高校生のみなさんとご一緒しました。白河旭高校、白河実業高校、白河高校と3つの高校に通う3年生です。 

変化を具体的にイメージしよう
さて、若者がキャリアと向き合うにはまず、これからの社会環境の変化について時間軸をもってイメージすることが欠かせません。

たとえばいまから約80年後=2100年までの間に自分をとりまく環境がどのように変化していくのか?高校生にはまだ考えるに早いとされたり、そもそも大人が必ずしも向き合う気持ちが充分でないテーマでもありますが、若者は概ね身をおくことになる環境です。その変化を前提にしたとき初めて、キャリアデザインという手法も“その時代につかえる”道具になりえます。

今回のワークショップは、時代が変化していくことをふまえ、「考え方の枠(わく)をシフトする」をテーマにした3時間半のプログラム。人生を生き抜く原動力になる《好奇心》をテーマにしたアイスブレーキングに始まり、これからの時代を今までとは異なる視点でとらえ、まずは「視点をシフトする」ことを体感し、考え方の枠のシフトへとチャレンジする一連のワークに取り組んでいただきました。 

人口動態をベースに今後70年、80年のうちにマクロレベルでどのような変化が社会に起きうるか?一見“オトナ向け”な数字や情報にも触れていただきました。「変化する」ことはわかっていても漠然としていた近未来について、仮説であれ、自分や身近な地域への影響をイメージできるほど具体的に、その変わりようとスピードを知ったとき、若者たちの考え方の枠はぐっと動きます。

同時に、地元地域を題材に、外国の地方都市をサンプルにとり、自分の「視点をシフト」して対象をとらえるケーススタディを実施。未知の要素の多い外国の地方都市について情報を《収集》し、よく知る地元地域についても新たな視点で分析した上で情報を《編集》。《発信》する準備までを30分間で取り組んでいただきました。

ケーススタディの発表を聴く
2つのグループに分かれたメンバーは限られた時間を意識し、それぞれの強みや好奇心を活かし、調べる・分析する・ストーリーを練る・・・と並行して進めていきます。

最後はグループごとのプレゼンテーション。発表待ちのグループは“聴き手”となり、マーケティングプロフェショナルである楽伝メンバー・柴橋美穂とともにひとりひとり、発表グループへのフィードバックを実施いただきました。

今回のケーススタディの開発・進行を担当した柴橋はこう振り返っています。

「考え方の枠をシフトする」には、「視点のシフト」が必要ですが、年齢・性別を問わず、言うは易し・行うは難しの最たるもののひとつです。プログラム後半で「自分の人生」を題材にしたワークをするより前に、みなさんが「視点をシフト」するとはどんなことかを「体感」することが重要でした。そこで30分という限られた時間の中でどんどん自分の「立場」「視点」を変えながらワークを進めるケーススタディをご用意しました。与えられた目的、そして指示・示唆をしっかり押さえながらの、スピード感とリスポンス力が必要です。

その過程を観察し、発表・質疑応答を通じて印象的だったことが2つあります。
まず、みなさんが「その日・その場のチーム」の中でお互いの「強み」をふまえながら役割を分担していったこと。そして、お互いの意見を一旦受容してアクションに繋げ、結果を確認しながら完成へとまとめていく姿勢が加速していったこと。
目的にむかう「流れ」の中で、ゆるやかに「自分の立場・視点をシフト」させていく自然な様子は目を見張るほどでした。

無論、【調べる・分析する・ストーリーを作る・プレゼンする】といった《仕事における型》の中身と質はぜひとも今後、さらに一段高い意識をもって学び、スキルを磨いていただきたいです。
一方、「視点のシフト=自分も含めた複数の立場に立てること」であるとすれば、みなさんのモノやコト、ヒトに対応する「構え」の“しなやかさ”は強み!ぜひ、いま自分にある宝ととらえ、さらに血肉化していただければと思いました。私自身の気づきにもなり感謝です。
 
さて、次号ではこの続き、ワークショップ後半の模様をお届け予定です。
 
【ご参考】
>>VUCCA Worldを生き抜く戦略としてのキャリアデザイン
*「VUCCA」とは、変化しやすく(Volatile)、把握できず(Uncertain)、混沌とし(Chaotic)、複雑で(Complex)、多義的な(Ambiguous)という5つの言葉の接頭語を合わせた略語。

 
 *楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性に満ち、変化の激しい現代社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。

2017年9月28日

学会発表を終えて

2017年日本心理学会第81回大会(福岡県久留米市)

http://rakuden.or.jp/index.html楽伝は、変化の時代に人生を生き抜くことに焦点をあてた教育プログラムの開発と実践を行っております。

その活動過程で得た問題意識と知見を発信する活動として、株式会社伝耕と協働し、日本心理学会年次大会における発表を続けております。

今回は922日(金)、4回目の発表となる第81回大会での模様を発表メンバーよりご報告します。

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朝いちばん 賑わう会場
ちょうど夏の名残と秋の訪れがとけあった過ごしやすい季節。今年の学会会場となったのは、久留米市中心市街地に昨年開館したばかりの文化交流施設「久留米シティプラザ」。

朝一番、なおかつ雨にもかかわらず、ポスター発表の展示会場は、ここ数年での発表風景と比べてもかなりの賑わい。 

我々は、今までキャリアの研究の中で正面を切って取り上げられていない“複数回の転職経験者”に焦点を絞り、彼らの認識・態度・行動パターンを整理することにより、成功する転職経験者に共通するモデル構築を目指している。

今回の発表は「キャリアチェンジの主観的成功を形成する要因」と題し、そのモデル構築の仮説づくりを目的とした探索的な内容であった。

「一つの組織で長期間過ごす」ということが現実的ではない世の中に移行し、“キャリアをどのように築いていくか”というテーマには、キャリアを構築する本人が迷うと同時にアドバイスする側にとっても、自らの経験をベースにしたアドバイスが必ずしも奏功しないという問題が起こっている。

キャリアアドバイザーではなくとも、キャリアについてアドバイスを行う可能性のある学校教員や親、上司が、転職というものについて、ファクトを踏まえたバランスの良いアドバイスをすることを求められるが、アドバイスのベースとなる知見は十分ではない。この研究を進展させることによって、その課題に応えていくことができればと考えている。

会場で我々の研究に関心を寄せてくださったのは、アカデミズムの枠を超えて、キャリアについて実践的な研究や研修の視点をお持ちの方々で、今後の研究の進展にもご興味を持っていただいた。

発表原稿中ではくわしく触れていないが、今回の探索の中で明らかになった若い世代の夫婦間で進む新しいキャリア形成のありようなどにもご関心をいただいた。

キャリア形成における課題(退職者のセカンドキャリアの形成等)にどのように向き合うべきかについて、それぞれに強い問題意識のもと、これからの働き方について研究されているみなさまや、ご自身のこととしてキャリアというテーマに深い関心をお持ちの方々との交流に我々も刺激をいただいた。

久留米駅前 からくり太鼓時計
郷土の人 からくり儀右衛門の作品がモチーフ
来年の82回日本心理学会は東北大学主催で、場所は仙台国際センターと予定されている。仮説を整えて、モデル構築を狙った量的調査の結果報告ができればと思っている。

ちなみに、堅苦しい発表だけでなく、地方開催ならではの学会の楽しみとして、「ご当地もの」との出会いがあるが、発表会場の周囲や通路には、久留米らしい物産が展示されていた。八女茶の試飲などもあり、楽しく華やいだ雰囲気も楽しめた。
来年の仙台はどんな学会になるだろうか。東北ならではのしつらえが今から楽しみである。 
                          (西道・吉田)

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◆ご参考:これまでの発表
2016年 第31国際心理学会議(ICP・日本心理学会第80回大会(パシフィコ横浜)
 「キャリアチェンジャー(転職経験者)に学ぶ“転換力”」

2015年 日本心理学会第79回大会(名古屋国際会議場)
 「大学生のキャリア開発における自己能力発見過程」

2014年 日本心理学会第78回大会(同志社大学今出川キャンパス)
 「コミュニケーション教育に資するグラフィックツール」「ファシリテーションにおけるグラフィックツールの使用の効果」

*楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性と変化あふれる社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。

2017年9月14日

研究発表:キャリアチェンジの主観的成功を形成する要因

922日(金)日本心理学会第81回大会(福岡県久留米市)にて

2016年度 ICP31回国際会議&
日心第80回大会にて
2017920日(水)~22日(金)日本心理学会第81回大会が福岡県久留米市(久留米シティプラザ)で開催されます。

楽伝は、変化の時代に人生を生き抜く力を養うことを重視し、子供から社会人までさまざまなライフステージにある人々に向けた、生きる力に関わる多様なプログラムを展開しています。
これらライフキャリアマネジメントスキルの開発と実践の過程で得た問題意識と知見を発信する活動として、株式会社伝耕と協働し、関連する専門領域で活動されている多くの皆さまに共有させていただくため、2014年より毎年、日本心理学会の年次大会にて発表活動を行っております。
2014年度 78回大会にて

今年は大会最終日となる922日(金)午前に「キャリアチェンジの主観的成功を形成する要因」を質的調査に基づき探索した結果について、一般研究発表(ポスター発表)を実施致します。
 
このたびの調査研究は、昨年の第31国際心理学会議(ICP)/日本心理学会第80回大会(開催地:神奈川県横浜市・パシフィコ横浜)にて発表した「キャリアチェンジャー(転職経験者)に学ぶ“転換力”」をスタート地点に、「研究」という領域のみに特化した専門家ではないわれわれだからこそできる実践的研究として試みたものです。

◆2017年922日(金)9:2011:00
 発表テーマ:「キャリアチェンジの主観的成功を形成する要因 質的調査による探索」
 発表:ポスター会場 大会議室

 大会の場で、さまざまな立場からこのフィールドに関わる専門家の皆さまと出会い、刺激をいただくことを理事長・西道広美はじめ、スタッフ一同楽しみに致しております。

当日の様子や学びについては、後日ご報告させていただきます。


2015年度 第79回大会にて
*ご参考:これまでの発表
2016年 第31国際心理学会議(ICP・日本心理学会第80回大会(パシフィコ横浜):キャリアチェンジャー(転職経験者)に学ぶ“転換力”」

2015年 日本心理学会第79回大会(名古屋国際会議場):「大学生のキャリア開発における自己能力発見過程」


*楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性と変化あふれる社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。


2017年9月7日

【ご案内】小学生のハロウィンイベント『なりきり英語ゲームでハロウィンパーティー』

10/21(土)10:00~12:15 大阪府貝塚市「ほの字の里」で開催!
 
『なりきり英語ゲーム』がハロウィンにやってくる!
子供たちが大好きなハロウィンのイベントをきっかけに、楽しく英語にふれる体験をいかがですか。ハロウィンコスチュームづくりに始まって、ハロウィンなりきり英語ゲームを楽しめる正味2時間のイベントです。

会場は、8月にも『なりきりゲームで英語が楽しくなる講座』が好評だった、大阪府貝塚市の小学校跡を活かした複合リゾート施設ほの字の里

お申込みは先着順の受付です(定員30名)。
ハロウィンは子供たちに大人気!1014日(土)まで限定の《早割》ありますが定員に達し次第、受付終了となります。参加ご希望の方は、どうぞお早めのお申込みをオススメします。
詳しくは下記をご覧ください。


◆小学生のハロウィンイベント!学年・英語経験は問いません
【日時】 20171021() 1000分~1215
             10:0011:00  1部 “ハロウィンコスチュームをつくろう!”
                                             自分だけの魔女のハットやマントをつくろう
             11:0011:15 休憩
             11:1512:15 2部 “ハロウィンなりきりえいごゲーム”
                                            ハロウィンコスチュームで‟なりきりえいごゲーム”であそぼう!
                                            2部に参加したひとにはハロウィンのおみやげプレゼント

【会場】 ほの字の里(〒597-0111 大阪府貝塚市蕎原2114
      小学校跡地を活用し、天然温泉も楽しめ、のびのびと過ごせる複合リゾート施設です。

【お申込み先】 「ほの字の里」 TEL072-478-8777
 
 *《早割》〆切:1014日(土) ただし定員30名に達し次第、受付を終了します。

 

【対象】 小学生全学年 
    *英語の経験・スキルは問いません。
 
【定員】 30名(「ほの字の里」へ申込先着順) 
【進行役】 辻野恵美子

       特定非営利法人楽しく伝える・
       キャリアをつくるネットワーク
       英語インプロファシリテータ

【参加費】 お子様12,500円(1-2部) 
 当日受付時にお支払いください。
 ☆早割:お子様1人2,000
   10/14(土)までに1ー2部とも申込みの方限定
   但し定員30名に達し次第、受付終了
  *1部のみ、2部のみの参加の場合:
    11,000円 22,000円(早割対象外)
    仮装をお持ちの方は、2部からの参加も可能です。
    1部のみ・2部のみの参加も可能ですが、あわせて参加いただくと、より楽しんでいただけます。

【持ち物】 ①参加費  ②お茶等を入れた水筒(水分補給用)

◆『なりきり英語ゲーム』とは?
食わず嫌い・苦手意識にとらわれがちな英語ですが、らくでんの《楽しさ重視》の「なりきり英語ゲーム」なら、コミュニケーションが楽しくなり、子供たちの英語への興味が育ちます。

  ◎“なりきって体感”だから英語に飛び込める!
   もともとは海外の文化であるハロウィンの
   英語あれこれもなりきって体感すれば
  ‟感じて、楽しくわかる”

◎“楽しい体験”だから「もっと!」の気持ちが
   湧いてくる!
   1つの正解ありきではない「インプロゲーム」が
   いっぱい♪
  “楽しかった”からこそ、“またやりたい”につながりやすい。

◎わたし・ぼくの“ふだんの言葉”でやるから身近!
   友だちや家族とのいつもの話し言葉(日本語の生活言語)で英語を捉えるから
   コミュニケーションの道具として英語に興味がわきやすい。

◆楽しい体験なことに意味がある!
楽しいときに一番学びが深まるのは、子供もおとなも一緒!
ハロウィンイベントをきっかけに、「なんだかやってみちゃった」⇒「意外とできちゃった(自信の芽生え)」⇒「もっとやってみた(自信)」と、むりなく英語をつかってコミュニケーションする体験をいかがですか。

>>らくでんの『なりきりゲームで英語が楽しくなる講座』についてはコチラ

*楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性に満ち、変化の激しい現代社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。

2017年8月4日

生き抜くための“コミュニケーション能力の素地を養う”

開催報告『なりきりゲームで英語が楽しくなる講座』
2017年夏 第1弾:大阪市

「どの国に住んでいるか」「どこの地域か」「どんな言語を話しているか」などなど。そんなことにかかわらず多様な人々との関わりが生じる多文化共生のVUCCA WORLD時代。
発信して多様な他者とつながる“コミュニケーション能力”は、“自らの視点”を確かなものにし、知識を滞留在庫にせず、未来に生きて働くものとすることを可能にします。

*「VUCCA」とは、変化しやすく(Volatile)、把握できず(Uncertain)、混沌とし(Chaotic)、複雑で(Complex)、
多義的な(Ambiguous)という5つの言葉の接頭語を合わせた略語。
 
◆コミュニケーション力は、キャリアをひらく力
VUCCA World には12月のブログでも触れました。情報化やグローバル化によるその到来で、人生は“過ごし暮らす”ものから“生き抜く”ものへと変わったー“つたえあえば人生がひらく”をモットーとするらくでんが、子供たちの“コミュニケーション能力の素地を養う”プログラムに今まで以上に力を入れる由縁です。


昨年度から、子供たちの体験学習プログラムとして『なりきりゲームで英語が楽しくなる講座』を展開。723日(日)にはこの夏最初の会場「クレオ大阪東(大阪市立男女共同参画センター東館)」で開催しました。

◆“伝え合い力”育む『らくでん式』
はじまって5分の笑顔!
らくでんは、コミュニケーション能力の素地となる「だれかになにかを伝えたい!」気持ちを養い、言語を問わずコミュニケーションそれ自体が楽しくなる『らくでん式』シリーズのプログラムを展開しています。『なりきりゲームで英語が楽しくなる講座』はそのひとつ。《英語》という、自分のものとは「異なる文化・価値観・習慣を内包した言語」に着目し、参加者の毎日の暮らしに身近な生活用語をつかい、「インプロ」という演劇の手法を取り入れることで、楽しむうちに発話を重ねる機会を実現しています。

この夏は、学習指導要領改訂を受け、英語学習がさらに身近になることが今後期待されている“小学生”向けのプログラムを、3会場で展開中です。

 ✦ 7月23日(日) クレオ大阪東(大阪府大阪市)~ 開催済
 ✦ 8月10日(木) ほの字の里(大阪府貝塚市)~ 開催済
 ✦ 8月27日(日) 白河市立図書館りぶらん(福島県白河市)~開催済

それでは、「3人称」を学習テーマとした、先日の会場を少しのぞいてみましょう。

◆“楽しい!”から、やりたくなる
はじまって5分。カラダ全体を動かし、声を出し、アイスブレーキング中のみんな!(写真上)
インプロビゼーション(即興演劇)のエッセンスを、インプロ手法として“なりきりゲーム”に取り入れているこのワークショップ。それはアイスブレーキングから始まっています。“なりきりゲーム”で遊ぶうちに、キンチョーがほぐれてきたかな。

アイスブレーキングはあえて日本語でスタート。この日つかっていく基本単語や基本フレーズが少しずつ出てきます。すべてのアイスブレーキングゲームが終わると、畳にすわってリフレクション(振り返り)。いま触れた基本表現をみんなで確認し、とりこんでいきます。

◆学年、英語経験、英語への意欲もさまざま
出会った1つ年上のお姉さんと
この日の顔ぶれは小学2年生から中学1年生の子供たちと、大学2年生の若者。

「英語はやったことがない」「学校ではじまって3か月」「●年間、英会話教室で」
とさまざま。自ずときもちも
「英語大好き!」「トクイ!自信ある。」な子もいれば「なにやらされるんだろう?」「わかるかなぁ、ふあん。」「習っているけど自信ない!」「すっごいキンチョーしてる!」と顔に書いてある子も。

◆だれもが対等に参加できる
ところで“なりきりゲーム”は、1つの正解をもとめて正誤を問うものではありません。
“自分で答えを考えていい問題”だから、年齢・英語の習熟度・コミュニケーションの得手不得手を問わず、“やってみることができる”し、仲間同士“助け合う”ことができます。
英語経験の短い、あるいはまったく経験のないメンバーが、トクイを自負する子もびっくりのアイディアを披露することもあれば、恥ずかしがっている最年少の子を、今日初めて会った上級生たちが応援する姿もよくみられます。

◆『やってみた』から『失敗上手になれる』
子供たちは2時間30分の間に、5分、15分、20分、30分といくつもの“なりきりゲーム”体験を積み重ねます。たとえば、その中のひとつ“なりきり写真ゲーム”はこんな風!
 
まずはチームに分かれます。1枚の写真という作品をつくる「パフォーマー」チーム」と、「観客」チームです。パフォーマーチームは一人ひとり舞台に出て、お題から思いつく“ナニモノか”に“なりきり”ます。登場するときは、ここまでの時間に触れたいろいろな形容詞と名詞をつかい、<どんな>+<なに>になるか、英語で表現!
思いついたメンバーから前に出てポージング。全員のポーズが完成するまでは静止して待機!(写真ですから・・・笑) 全員がそろったら“Say Cheese!”で撮影~作品完成です!
 
「えぇ、前に出てやるん?」「なりきるって恥ズ(笑)」「英語わからん!」
でも、先に登壇したメンバーは、思わず笑っちゃうポーズで静止して待っているし、観客もどんどんアイディア出しを助けてくれる。なにより、この場のなんだか楽しい感じが背中を押します。
“なんかになりきるだけやしな”  “ただのゲームだし”  “ふだんつかわん英語だし(セリフ!)”
➡ ‟ま、とりあえず、やろか”

こうしていくつもの“なりきりゲーム”を通して、子供たちは「とにかくやってみる」に踏み出し、『やってみた』経験を繰り返します。
 
“なんだ、こんなんでええんや。” “わからんかったら、きいたらおしえてもらえる”
“まちがってもだいじょうぶ。よけいおもろい!”

「発信」の多様性を尊重され、子供たちは『失敗上手』になり、小さな成功体験を重ねていきます。その一連の体験が“楽しい”から‟また、えいごやってみたい!”

◆チャレンジだったからこそ、うれしい!
やりきった!
ワークショップの終わりは、思考や考えをひきだし、ひもとき、組み立てることを促進する独自のツール伝版®をつかってのリフレクション(振り返り)。

はじめは はずかしかったけど はずかしくなくなった”
むずかしかったけど たのしかった”
キンチョーしたけど おもろかった”

ただのにっこりというより、達成感のにじむはればれとした笑顔に会うと、みんなのことばの前半にあ「~だったけど」がとても大事であることを感じます。

◆“楽しい!”は知見を活かした進化で実現する 
ワークそれぞれのめあてが
明確なプログラム
さて、この“楽しい!”経験ということ。
いろいろな“たいへんさ”を本人も気付かぬうちに(うっかり!)乗り越え“なんだか楽しかった!”になることこそ、我々の望むところです。

らくでんは、VUCCA WORLD時代を生き抜く上で、誰もが「コミュニケーション力」と「自分の人生を自分でプランする力(キャリアデザイン)」に関心を寄せることが大切と考え、心理学的背景に紐づく独自の手法とツールを用いたプログラムを開発し、多様な組織と幅広い世代の個人に展開してきました。

『なりきりゲームで英語が楽しくなる講座』は、こうした多くの実践での学びを注入し、緻密に編まれたプログラムでお届けしています。

実践の都度
リフレクションでプログラムは進化
各講座の実践後は、らくでんスタッフ一同も伝版®をつかってリフレクションを実施。ワークショップでの経験を質的に振り返り、PDCAを実践しています。
ですから、たとえば再び「3人称」を学習テーマとするワークショップを実施するとき、それは先日と“まったく同じ”ではありません。
ワークショップ一つひとつごとに、よりよいプログラムの準備が進み、つねにらせん状に進化し続けていく ー これが、らくでんがめざし、実践しているありようです。
*伝版®: 株式会社伝耕が開発。その価値を営利企業のみならず社会貢献活動で利用できるようNPO法人楽伝に、伝耕から貸与されている。 『伝版®』を活用した教育研修プログラムは、楽伝を通じて「小学生~大学生のコミュニケーション教育・キャリア教育」と「地域振興に関わる社会事業」に、株式会社伝耕を通じて営利企業・団体における社会人の人財開発や商品・サービス開発のために提供されている。

◆この夏 残るは2会場 ☞ 申込み受付中
学習指導要領改訂を受け“いま中学英語”な学習項目の一部は近く小学校高学年で始まります。その中でも子供たちがとくにつまずきやすい学習項目*をテーマに!《楽しさ重視の教え方&学び方》にこだわるらくでんが、アクティブラーニングでの2時間半をお届けします。
  *学習項目:3人称、過去形 ・・・等々、講座ごとにテーマが変わります。

 ✦ 8月10日(木)10:0012:30 ほの字の里(大阪府貝塚市
 ✦ 8月27日(日)9:3012:00 白河市立図書館りぶらん(福島県白河市
     白河で4月に開催した回の模様は ☞ 開催レポ: 前編 & 後編 
   
 【対象】小学4年生~中1年生
  *英語の経験やスキルは問いません。3年生以下で参加希望の方は ご相談ください。
         ※ドメイン「@rakuden.or.jp」からのメールを受信できるよう設定確認をお願い致します。
  *受講には申込みが必要です。講座開催に関連し教材の宣伝・販売等は致しません。

 【受講料】お子様 12,000円(複数名でのお申込み割引あり)
 【お問い合わせ先】 NPO法人らくでん

>>参加した子供たちのその後は?


*楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性に満ち、変化の激しい現代社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。

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