2015年7月23日

大学生のキャリア開発における自己能力発見過程について発表します

9月24日(木)日本心理学会第79回大会(名古屋国際会議場)にて

2015年9月22日~24日、愛知県名古屋市にて日本心理学会第79回大会が開催されます。

楽伝では、キャリア開発に関わるさまざまな現場での私たちの取り組みと学びについて、関連専門領域で活動されてい
る多くの皆さまに発信させていただくことを重視し、昨年に引き続き、本年第79回大会でも発表活動を行います。大会最終日となる9月24日(木)午前に、一般研究(ポスター)発表、ならびにチュートリアルワークショップを実施致します。
>>日本心理学会第79回大会のWebサイトはコチラ 
ポスター発表の場でも活発な意見交流が
昨年度第78回大会の模様

昨年の日本心理学会第78回大会(於同志社大学 今出川キャンパス)では「ファシリテーションに
おけるグラフィックツールの使用の効果」と題し、「伝版Ⓡ」を体験していただきながら、ファシリテーションにおける活用についてご紹介するとともに、「コミュニケーション教育に資するグラフィックツール」と題する一般研究(ポスター)発表をさせていただきました。
>>昨年度の発表の模様はコチラ
 
本年は、大学生のキャリア開発に関わる現場での
試みを事例とし「大学生の自己能力発見過程」をテーマに発表させていただきます。
 
 ◆一般研究(ポスター)発表
 9月24日(木) 9:20~11:20
 発表テーマ:大学生のキャリア開発における自己能力見過程
   ~キャリアサポート講義で実践された「転換」ワークショップの試み~
 
 ◆楽伝によるチュートリアルワークショップ
 9月24日(木)11:40~12:50
 第五会場:1号館131+132号室

 
楽伝が取り組んできた“自己能力発見過程を耕す”現場でのあれこれを広くご紹介させていただくことで、この方面にご関心の深い方々に出会い、いろいろなご意見をお伺いすることを、楽伝一同、心より楽しみにしております。

チュートリアルワークショップのお申込みはまもなく8月からスタートとのこと。多くの皆さまにご参加いただけましたら幸いです。
>>日本心理学会第79回大会のWebサイトはコチラ

当日の様子やいただいた学びにつきましては、後日あらためてご紹介させていただきます。
 
楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性に満ち、変化の激しい現代社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。

2015年7月9日

SOMATOワークショップ開催 powered by Rakuden

学生団体「ふくしま福光プロジェクト」への支援で、黄色い家にて伝版®
お使いいただきました

去る7月1日(水)、楽伝の本拠地である逢阪・黄色い家2階にて「ふくしま福光(ふっこう)プロジェクト」が主催するSOMATOワークショップが開催されました。


ワークショップ参加メンバー。
右から2番目、SOMATO担当・五藤かおりさん
ふくしま福光プロジェクトは、福島の復興を支援する学生団体です。東日本大震災から2年目の春に関西と福島の学生の皆さんが立ち上げました。他人事としての復興支援でなく、まずは福島に友人・知人をつくることから始め「自分とつながりのある人や地域を応援する」を拡げようと“福島へのツアー企画”と“関西での情報発信イベント”を展開しています。

ツアー企画では毎年テーマが設定されています。2013年は《観光》、2014年は《食》、
そして2015年のテーマは《伝統文化》です。7月後半には、旧相馬氏領にあたる福島県浜通り北部エリアで開催される国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追(そうまのまおい)」の観戦や、同エリアの浪江町(なみえまち)に元禄時代からの歴史をもつ経済産業省指定伝統工芸品「大堀相馬焼(おおぼりそうまやき)」の体験を行うツアーが予定されているそうです。

一方、楽伝は、生きていく中で『変化』に対応するために態度変容と行動変容を幾度となく迫られるこの時代に“キャリアを拓く”ことをサポートしています。
伝統工芸品が時代を超えて愛される存在であるために、自らの「簡単に模倣できない」モノ・コトの魅力に注目し、伝えるに値する価値を見極めて発信し続けること―それはちょうど私たちが「模倣のできない固有」の存在として自らのキャリアを構築し続ける模様に重なります。ゆえに、伝統産業もまた歴史を超えて続くものへと、その“キャリアを拓く”ことをサポートしたいとのスタンスで、楽伝は伝統的工芸品(大堀相馬焼)のサポートに携わっています。そのご縁で、今年《伝統文化》をテーマにする「ふくしま福光プロジェクト」の活動を、ほんの少しだけお手伝いさせていただくことになりました。


まずは《木》で自己紹介!
◆伝統とあなたについて考える2時間半
今回のSOMATOワークショップは、7月後半に

予定されている関西からのツアーに参加する学生さんを中心に、お顔合わせと《伝統文化》への思いを共有するひとときです。楽伝は、気持ちや考えを
ひきだし、ひもとき、くみたてるためのグラフィックシート「伝版®」の《木》と《花》および会場となる場所を提供しました。 

まずは《木》の伝版®を使って自己紹介です。

木に書き込む人、木をふち取りしてちぎりとる人。生まれた場所について語る人、夢中になっている活動を語る人、これからやりたいことを語る人など、福島とのご縁でできた恋人について語る人などなど。
集った顔ぶれに、語られた話に―少しずつ前のめりになっていくみなさんの様子を拝見していると、合コンに伝版®を導入する方法を考えようかとつい思いを巡らせたり(笑)。 

続いて《花》でのアイディアジェネレーション
続いて、《木》から《花》に表現の場を移し、
大堀相馬焼」と「参加メンバーご自身の未来」を交差させ“大堀相馬焼を売り出すアイディア”について考えていただきました。
「馬女(競馬好きの女性)とコラボ」「47都道府県版作成」「お米を育てるキャンペーン(JA)とコラボ」、この他にもゼロベースながら、ついつい気持ちがドライブされる鋭いアイディアをたくさん出していただきました。

自分・地域・伝統文化・今・未来について考え、堅実さと「ジャンプ」を組み合わせて行動する若者たちに、とても勇気づけられた半夏生の宵でした。

五藤かおりさんのコメントふくしま福光プロジェクト SOMATO担当)
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ーSOMATOワークショップを終えて、いかがでしたか。
‟少人数でかなり密度の濃い2時間半を過ごせました。普段なら《自己紹介》はもっと形式的なものになりがちですが、伝版®を使ってみて、短時間で自分の内面に直結した紹介をし合うことができたと思います。
伝統工芸の《アイディア出しワーク》では、その人その人の興味につながったアイディアが具体化されておもしろかったです。興味の対象が共通していたのでしょうか、なかには同じアイディアを考えていたメンバーもいました。イベント終了後の帰り道も、お互いのキャリア観や、実際の進路や活動について話し込んだり、夏のツアーに向けてモチベーションアップになりました!”

ーふくしま福光プロジェクトのこれからへの想いをきかせてください。
‟震災から年月が経つごとに課題も変わり、団体メンバーの構成も変わり、活動を進めていくことは決して楽しいだけではありませんが、様々な方々に応援していただくことで、学生のうちから、地域や日本全体の問題に関わる活動をさせていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。2年前の団体設立時にメンバーで話し合った「福島を“あえて楽しむ”ことで自分なりの発見をする」ことにこれからもこだわって発信し続けていきたいです。むずかしいことではありますが“目をそらす”以外の方法を、これからも提示し、行動し続けたいと思っています。”

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*ふくしま福光プロジェクト:  Facebook & Twitter 

*SOMATOワークショップの模様は、今回の参加メンバーのひとりで、場づくりコーディネーターとして活動する田中あゆみさんのBlog あゆみんの素。でもご覧いただけます。ご本人の承諾のもと、紹介させていただきました。

楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性に満ち、変化の激しい現代社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。
 

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