チームスポーツのサッカーでは、コミュニケーションが本当に大切!
そして、熱心にやるほどに英語が身近になるといいます。
海外の強豪チームに注目して、そのチームの共通言語でのあいさつに親しんだり。
子どもたちのチームに、英語が母語だったり、日常の言葉として使うメンバーがいることもあります。上達して海外出身コーチの指導を受けたり、海外の子どもたちと交流する機会があったり。スポーツに励むうちに、外国語を学ぶ意味を無意識にキャッチしているかもしれません。
子どもたちのチームに、英語が母語だったり、日常の言葉として使うメンバーがいることもあります。上達して海外出身コーチの指導を受けたり、海外の子どもたちと交流する機会があったり。スポーツに励むうちに、外国語を学ぶ意味を無意識にキャッチしているかもしれません。
「サッカーに限らないことなんですよね。」
と話してくださったのは、東京都東村山市で地域の小学生たちのサッカー指導にあたる高橋豊さん(富士見スポーツクラブサッカー部)。
「子どもたちが生きていくのは、これまで以上に多様な人々と関わる社会だから、コミュニケーションする力も英語も、サッカーに留まらず、“生きる力”になります。」
地域の子どもたちのサッカーコーチを長年務め、ご自身も10代の息子さんをもつという高橋さん。
お仕事では長年、異文化間コミュニケーションを豊富に経験されたとのこと。
お仕事では長年、異文化間コミュニケーションを豊富に経験されたとのこと。
子どもたちの時代を見通し、応援する言葉に実感がこもります。
そんなコーチに共感をいただき、富士見スポーツクラブサッカー部主催『らくでん式英語インプロワークショップ(小学校高学年対象)』が開かれました。
◆試合のあとに
試合を終えた4年生から6年生―13人の少年が小学校の一室に集まりました。
日頃から学年をまたいで活動する仲間!
高橋コーチも出迎え、最初からみんなリラックス。会場はにぎやかです。
◆小学校高学年といえば?
ハハハ・・・(^^♪
らくでんスタッフも経験あります。健全な成長の証と喜ばねばではありますが(苦笑)
個人差はありつつも、親にはロクに返事もしないなんてときも少なくない(多い?)お歳ごろの始まり!
らくでんスタッフも経験あります。健全な成長の証と喜ばねばではありますが(苦笑)
個人差はありつつも、親にはロクに返事もしないなんてときも少なくない(多い?)お歳ごろの始まり!
「NO」と言いつつ本心では「YES」だったり、「放っといて」ながら「甘えたい」ことも。言葉や態度と、気持ちがうらはらな日常。
とりわけ親へは、それはもう・・・ですね(苦笑)
そこで、サッカーの試合は見守った保護者の皆さんの姿はここにありません。
仲間とコーチがいる安心環境で、よそからやって来たおとな(ファシリテータたち)と関わる時間 !(子どもたちの知らないことですが)保護者の皆さまのお心遣いに支えられて“にぎやかになれる環境”が実現していたんですね。
はじめるよ~♪ という ファシリテータの声に「腹へった~」「つかれたー」と子どもたちは返しながら、高橋コーチふくむおとなたちと、簡単な英単語を使って軽くカラダを動かすウォーミングアップからスタートです。
◆高学年だからこそ
数多い言語の中での英語の位置づけや、言語だけでない非言語(=ノンバーバル)コミュニケーションについてクイズも交えて共有します。
「世界で一番つかっている人が多い言葉はなんだろう?」
「つかれたー」「腹へったー」と連呼しながらたくさんの手が上がります(笑)
・考えこんで正解めざす子
・数打ち作戦で連答を狙う子 などなど。
初めは各自のテンションのままに散らばっていた子どもたちが、大声いっぱいにやりとりするうちに、一歩また一歩とにじり寄り、いつしか小さな輪に集まっていました。
クイズに外れるとうなだれたり、即座にまた手を挙げたり、知りたいことが増えて何回も質問したり。感情の抑揚いっぱいにやりとりしている様子が、おとなたちにはとてもうれしいものでした。
1つの国で何十・何百もの言語が使われる地域・国が珍しくない世界で、「人間同士が共通に使う言語をもつこと」のなせるワザを、心のどこかで感じたときだったでしょうか。
◆チームメイトとの体験だから
最後は、サッカーをやるもの同士こその英語表現も取り入れ、チームメイトを紹介する発表にチャレンジ!
定型文と英単語を提示し、オープニングの声掛けからクロージングのあいさつまでを含めた「発表の型」をつかって準備します。
13人の子どもたちを、サッカーコーチ・ボランティアサポーターとして参加くださった英語指導の専門家・らくでん2人のファシリテータたちーあわせて4人のおとながサポートしました。
たとえば
・相手をどう紹介したいか「言葉にする」を応援
・英語表現との「マッチング」を応援
・単語やそのスペルを教え「書く」を応援
・完成したものを「発表する(声に出す)」を応援
など、段階をふんでサポートします。
相変わらず「腹へったー」「たりぃ」「おれのオフ時間が・・・」とか言いながらも、コッチの少年をサポートしていると、「なぁ、これわからん。どういう意味?」とアッチから裾を引っ張られて「単語、これであってる?あってる?」
ソッチからは「もう一回読む。読み方教えて!」
質問もどんどん!
すでに立ちあがって、勝手に発表の練習をしあっているペアも。
イキイキとした空気を感じます。
◆悪態つきながら一生けん命!
さて、いよいよ発表タイム!
やる気満々で立ち上がるメンバーの一方で、「えぇ、ほんとにやるの?」「絶対やだ!」「つかれた~」・・・学年がUpするほどにイヤイヤのアピールもUp!
ところが始まってみると、どうでしょう?
仲間に紹介され、照れてうれしそうな顔。相手を紹介しきってうれしそうな顔!
『やる気満々派』はもちろんですが、『いやいや派』のンバーたちがむしろ一層、この日一番のうれしそうな笑顔に。その表情がなにより雄弁で、スタッフはまるで宝物を見たようなうれしい気もちになりました。
「たりぃ~」「腹へったー」―その文字通りでもあったでしょう。
にもかかわらず、熱心にやりきり、祝福されてのアノ笑顔です。
子どもたちは準備過程で “自ら質問し、情報収集” し、自分個人への “承認やねぎらいの言葉を受けとり”、素直に “感謝やうれしさを表現”!―
「1対1でのコミュニケーション」に主体的に取り組みました。
コーチの方々がそばで見守り、あえて席を外した保護者の方々に支えられ、ボランティアサポーターにも応援されて実現した体験。
少年たちのアノ瞬間に関わりをもてたことを、スタッフ一同とてもうれしく思っています。
ご協力いただいたすべてのみなさまに、あらためて心より感謝いたします。
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◆振り返れば2019年は?
おとなとこどもが関わり合うことで互いに学びが大きいこと、この力を楽しく鍛えることがどの世代にも求められていることを実感した一年でした。
まもなく2020年!
オリンピックの《その先》を楽しむに向けて、準備してまいります。
この一年も、近くで あるいは遠くから、たくさんのみなさまにおつきあいいただきありがとうございました!
みなさま、どうぞよい新年をお迎えください。
◎2019年12月28日(土)より2020年1月5日(日)まで 年末年始のお休みをいただきます。
*楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性に満ち、変化の激しい現代社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。
*楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性に満ち、変化の激しい現代社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。