楽伝は、変化の時代に人生を生き抜くことに焦点をあてた教育プログラムの開発と実践を行っております。
その活動過程で得た問題意識と知見を発信する活動として、株式会社伝耕と協働し、日本心理学会年次大会における発表を続けております。
今回は9月22日(金)、4回目の発表となる第81回大会での模様を発表メンバーよりご報告します。
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朝いちばん 賑わう会場 |
朝一番、なおかつ雨にもかかわらず、ポスター発表の展示会場は、ここ数年での発表風景と比べてもかなりの賑わい。
我々は、今までキャリアの研究の中で正面を切って取り上げられていない“複数回の転職経験者”に焦点を絞り、彼らの認識・態度・行動パターンを整理することにより、成功する転職経験者に共通するモデル構築を目指している。
今回の発表は「キャリアチェンジの主観的成功を形成する要因」と題し、そのモデル構築の仮説づくりを目的とした探索的な内容であった。
「一つの組織で長期間過ごす」ということが現実的ではない世の中に移行し、“キャリアをどのように築いていくか”というテーマには、キャリアを構築する本人が迷うと同時にアドバイスする側にとっても、自らの経験をベースにしたアドバイスが必ずしも奏功しないという問題が起こっている。
キャリアアドバイザーではなくとも、キャリアについてアドバイスを行う可能性のある学校教員や親、上司が、転職というものについて、ファクトを踏まえたバランスの良いアドバイスをすることを求められるが、アドバイスのベースとなる知見は十分ではない。この研究を進展させることによって、その課題に応えていくことができればと考えている。
久留米駅前 からくり太鼓時計 郷土の人 からくり儀右衛門の作品がモチーフ |
ちなみに、堅苦しい発表だけでなく、地方開催ならではの学会の楽しみとして、「ご当地もの」との出会いがあるが、発表会場の周囲や通路には、久留米らしい物産が展示されていた。八女茶の試飲などもあり、楽しく華やいだ雰囲気も楽しめた。
来年の仙台はどんな学会になるだろうか。東北ならではのしつらえが今から楽しみである。
(西道・吉田)
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◆ご参考:これまでの発表
>2016年 第31国際心理学会議(ICP・日本心理学会第80回大会(パシフィコ横浜)
「キャリアチェンジャー(転職経験者)に学ぶ“転換力”」
>2014年 日本心理学会第78回大会(同志社大学今出川キャンパス)
「コミュニケーション教育に資するグラフィックツール」「ファシリテーションにおけるグラフィックツールの使用の効果」
*楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性と変化あふれる社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。
「キャリアチェンジャー(転職経験者)に学ぶ“転換力”」
>2014年 日本心理学会第78回大会(同志社大学今出川キャンパス)
「コミュニケーション教育に資するグラフィックツール」「ファシリテーションにおけるグラフィックツールの使用の効果」
*楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性と変化あふれる社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。