英語インプロゲームの1シーン |
らくでん*は今年度下半期、岡山県の奈義町と奈義町教育委員会が主催する英語インプロワークショップを2回(1月28日・3月3日開催)にわたりご一緒してきました。
*らくでんは特定非営利活動法人楽しく伝える・キャリアをつくるネットワークの愛称(呼び名)です。
多世代のみなさんが集ったサイコーにユニバーサルな現場の模様♪
今号から3回シリーズで、主催者様ご了解のもとご披露します!
まずは、らくでん式英語インプロが奈義におじゃますることになった背景をご紹介しましょう。
◆合計特殊出生率2.81のまち
900歳という大イチョウ(菩提寺) |
まちには1つの保育園、2つの幼稚園と小学校・中学校がそれぞれひとつあり、高校生になると子どもたちは町外の学校へいきます。
この奈義町。岡山県に地縁がなくとも、子育て世代の方は耳にされているかもしれませんね。また全国の自治体関係のみなさまにはすっかり有名でしょう。
日本トップクラスの「合計特殊出生率2.81(2014年)」を記録したことを2015年に発表(参考:2013年の日本全体は1.43)。10年間で約2倍に達したという奈義のこの発表以来、NHKスペシャル「私たちのこれから #超少子化~安心子育ての処方せん~」、共働き家庭を応援する「日経DUAL(2016年12月掲載)」をはじめ多くのメディアでも、奈義町の子どもを産み育てることへの包括的支援のあり方が取り上げられています。
◆地道な積み重ねは止まることなく
2002年に住民投票で「合併しない」選択をした奈義町は、翌年より子育て支援を本格化し、2012年にはまちとして「子育て応援宣言」を。
合計特殊出生率は、2.81を記録した2014年の後も日本全体の数値を上回って推移し、2017年度速報値は2.4強とのこと。
“子育てするなら奈義町で!” は今や、奈義のありようを表す名実ともにのキャッチフレーズです。
“子育てするなら奈義町で!” は今や、奈義のありようを表す名実ともにのキャッチフレーズです。
2015年には、50年・100年先の将来を見据え、人口6,000人を維持するために「奈義町まち・ひと・しごと創生総合戦略」として、魅力を感じられる「多世代共生型」のまちをめざした方針・施策を具体化し、取り組みを進めています。
◆「産み育て始める」のその先=奈義にいるからできること
「産んでもいいかも」と思え、産むこと・育てることを始められ、望むなら“働きながら子育てしながら”を自然体でできる~多世代からなるコミュニティ全体が子育てを応援するまちづくり。それは6,000人の人口維持のために必須の取り組みのひとつでした。
「産んでもいいかも」と思え、産むこと・育てることを始められ、望むなら“働きながら子育てしながら”を自然体でできる~多世代からなるコミュニティ全体が子育てを応援するまちづくり。それは6,000人の人口維持のために必須の取り組みのひとつでした。
同時に、活気と魅力ある「住み続けたいまち」「住んでみたいまち」であるには、子どもたちと、それぞれのライフステージを生きる多世代のおとなたちがともに、その地に住みながらにして豊かで文化的な、また独自で先進的な体験や活動を通じて成長できることがのぞまれます。
その点、奈義はまちのありたい姿をきわめて明確にしており、多世代が共生する様々な仕掛けがあります。
多世代がつながり協働する機会となるイベントや拠点活動、豊かな自然や江戸時代後期より伝わる横仙歌舞伎(よこせんかぶき)、公共施設として世界初の試みをも実現する奈義町現代美術館をはじめ、奈義に住むからこその宝を活かした体験や活動が年間を通じて実現しています。どこに住んでいようと世界とつながりうる今の時代に、こどもたちに留まらず多世代のみなさんが、奈義に住みながらにして国際交流できる環境づくりも!
◆なぜ、らくでん式英語インプロワークショップを?
こうしたまちですから、今回《英語インプロ》という、自分自身と他者の尊重を前提とし、異文化理解を深め、英語活用力を育む手法をとりいれた『英語を活用して楽しく交流を図る場(ワークショップ)』を実現なさったのは自然なことだったかもしれません。
2017年の終わりがみえてきたころ。まずは年が改まった1月28日(日)に試みとして開催すべく、準備が始まりました。
奈義町と奈義町教育委員会主催企画として、学習支援や子育て支援を通じて地域の多世代のみなさんの英語教育に対する想いに精通する方々、国際交流支援に関わる方、海外で在住し子育ての経験を持つ方など、さまざまな立場のみなさま(以下「主催チームのみなさん」と呼ばせていただきます)が集い、まちのみなさんにとってよいプログラムのありようを検討しました。
◆第1回ワークショップ開催に向けて
奈義で初開催となる英語インプロワークショップ。日ごろから多世代とのつながりを密にされている主催チームの裏付けあるおみたてと、らくでんスタッフのこれまでの各地でのワークショップの経験からの学びが、よりよい仮説づくりに役立ちました。
多世代がつながり協働する機会となるイベントや拠点活動、豊かな自然や江戸時代後期より伝わる横仙歌舞伎(よこせんかぶき)、公共施設として世界初の試みをも実現する奈義町現代美術館をはじめ、奈義に住むからこその宝を活かした体験や活動が年間を通じて実現しています。どこに住んでいようと世界とつながりうる今の時代に、こどもたちに留まらず多世代のみなさんが、奈義に住みながらにして国際交流できる環境づくりも!
◆なぜ、らくでん式英語インプロワークショップを?
こうしたまちですから、今回《英語インプロ》という、自分自身と他者の尊重を前提とし、異文化理解を深め、英語活用力を育む手法をとりいれた『英語を活用して楽しく交流を図る場(ワークショップ)』を実現なさったのは自然なことだったかもしれません。
2017年の終わりがみえてきたころ。まずは年が改まった1月28日(日)に試みとして開催すべく、準備が始まりました。
まちのどんな人たちに興味をもってほしいか?
英語に対してどんな気持ちをもっているか?◆第1回ワークショップ開催に向けて
主催チーム&らくでんチーム 打合せ中 |
らくでんは主催チームのみなさんの想いやお考えを刺激に、奈義のみなさんが思わず楽しく交流していただけるよう、2時間のプログラムを策定していきます。そうした準備の上で当日生じる意外性はこの上ないスパイスになるもの!らくでんのファシリテータはみなさんとご一緒に、想定外のいろいろをも楽しい体験に転換していきますから。
<ご参考>
◆奈義町の子育て支援メニュー
各種メディアのほか、さまざまな媒体で知ることができます。
・奈義町「定住ガイドブック」でもわかりやすく紹介♪
・ポプラ社「超少子化 異次元の処方箋」(ポプラ新書)
◆らくでん式英語インプロ開催レポ
・大阪市阿倍野区「訊きたいこと、伝えたいことがあると?!」
・大阪市阿倍野区「国際交流ってなんだろう?」
・大阪市阿倍野区「英語ゲームで世代・国を超えて楽しく交流ワークショップ」
・大阪府泉南郡 「中学生とインドネシアからのみなさんと!」
・福島県白河市 「えいご、たのしかった!(前・後編)」
・大阪市城東区 「生き抜くための“コミュニケーション能力の素地を養う”」
・大阪府貝塚市 「なりきり英語ゲームでハロウィン」
・大阪市天王寺区「まちがったら、おもしろくなる!(前・後編)」
・大阪市天王寺区「カラダとココロを動かし、未知と向き合う力を養う」
こうしてあっという間に迎えた1月28日(土)、会場は奈義町文化センター
大ホール。
広い舞台に上がってこられたのは、小学校低学年から中学生までのこどもたち、その保護者世代のみなさん、そして祖父母世代のみなさんまで。24名さまでのワークショップのスタートです。
<ご参考>
◆奈義町の子育て支援メニュー
各種メディアのほか、さまざまな媒体で知ることができます。
・奈義町「定住ガイドブック」でもわかりやすく紹介♪
・ポプラ社「超少子化 異次元の処方箋」(ポプラ新書)
◆らくでん式英語インプロ開催レポ
・大阪市阿倍野区「訊きたいこと、伝えたいことがあると?!」
・大阪市阿倍野区「国際交流ってなんだろう?」
・大阪市阿倍野区「英語ゲームで世代・国を超えて楽しく交流ワークショップ」
・大阪府泉南郡 「中学生とインドネシアからのみなさんと!」
・福島県白河市 「えいご、たのしかった!(前・後編)」
・大阪市城東区 「生き抜くための“コミュニケーション能力の素地を養う”」
・大阪府貝塚市 「なりきり英語ゲームでハロウィン」
・大阪市天王寺区「まちがったら、おもしろくなる!(前・後編)」
・大阪市天王寺区「カラダとココロを動かし、未知と向き合う力を養う」