車で走っていると、里山のあちこちで薄桃色や白い花が目に飛び込んできます。3か月ぶりに訪ねた奈義は、ずいぶんと春めいていました。
でも、この日はちょっと趣向が違い、こどもたちがいません。
集まってくださったのは、奈義町の国際交流ネットワークのメンバーたちやオーストラリアから移り住み活動する国際交流員の方、そして児童教育を学ぶ大学生や幅広い世代の教育に関心をもって活動されている社会人メンバー。
2週間後に開催される第4回『Have fun! 英語って楽しんじゃけん(^^)』に向け、らくでん式英語インプロの英語サポータ研修に参加くださったみなさんです。
*奈義町国際交流ネットワーク: 外国人との相互理解や交流を推進、発信し、異文化に対する意識の向上を図ることを目的に町内で活動しているみなさんの集まり。
◆場をささえるチーム
3月24日に予定されているワークショップの主な参加者は、前回12月と同じく中学生です。
奈義中学校で学ぶ2年生を中心に、1年生やすでに卒業式を終えた3年生も参加予定!
2時間思う存分に“英語って楽しんじゃけん!”な体験を楽しんでいただきたいですね。
その「場をささえる存在」が、英語サポーターさんとらくでんのファシリテータたちです。
◆英語サポーターって?
ところで、この日のご参加者には、これまでのワークショップを3回とも体験した方々もいれば、未体験の方もおられます。そこでまずは、奈義町のみなさんが『Have fun! 英語って楽しんじゃけん(^^)』と来た道を振り返りながら、「現在地」を共有しました。
回を重ねた第4回だからこそ “こんな場になったらいいね!”“中学生がこんな体験ができたらいいね!”“たった2時間、されど2時間を通じて、手応えや自信を感じてもらえたらいいね!”
― いろいろなイメージを、当日「場をささえる」このチームで共有していきます。あわせて、そのイメージが実現するために、私たちが何を大切なこととしてとらえ、どのように立ち居振る舞うかも確認しました。
◆安心で、身近な応援団
ワークショップ当日、英語サポーターさんの役割は大きく2つあります。
プログラム前半では、3チームに分かれ、3種のミニ英語ゲームを担当し、進行していただきます。そこでこの日の研修では、まず参加者として、これらのゲームを体験いただきました。
また、当日のプログラム後半では、子どもたちが英語表現を考えるときに、個別に参加者を応援していただきます。
らくでんのスタッフはプログラム開発に始まり、当日は水先案内人として全体の進行を担当します。
一方、地域の英語サポーターさんは、参加者が住み暮らすコミュニティの文化を共有し、いつもの生活言語で対話できる身近な存在です。なかには、教育の場や地域行事を通じて、中学生たちをいつも見守ってくれている、いわば、子どもたちにとって“いつものお顔”も!
子どもたちが気負いなく、すっかり楽しんでうっかり真剣に吸収することを支えてくれる一番近い存応援団です。
◆やってみないとわからない!
さて、研修後半は作戦会議タイムです。
担当ごとに3つのチームにわかれ、らくでんのスタッフと一緒に、具体的な進め方・アイディア出し・役割分担などを検討を!
まぁでも、やってみないとわからないですよね☺
各英語サポーターさんの進行で、3つのゲームを交互に実践です!
なにぶん即興性ある“ナマモノ”ならくでん式英語インプロですから、やってみて反応を感じてみるのが一番ですね。さいごに振り返りのひとときをもち、研修は終了しました。
楽しくかつ真剣・濃密な2時間に、24日への期待がいっそう高まった午後でした。
奈義の中学生のみなさん、
そして、英語サポーターのみなさん、
3月24日(日) 楽しみにうかがいます!
Have fun! 英語って楽しんじゃけん(^^)
◆学びの発信と共有
らくでんは、変化の時代に人生を生き抜くことに焦点をあてた教育プログラムの開発と実践を行っています。その活動過程で得た問題意識と知見を発信する活動を重視し、これまで、コミュニケーション及びキャリア構築支援の領域において、日本心理学会年次大会での発表を続けております。
らくでん式英語インプロの活動につきましては、本ブログほかSNS等を通じ、取り組みの発信を続けてまいりました。また今後、関係学会等での発表も視野に、より広く、多様なみなさまと知見の共有を試みてまいります。
>これまでの奈義町主催『Have fun!英語って楽しんじゃけん(^^)』の模様は
こちらからご覧いただけます!
第1回:2018年1月
第2回:2018年3月
第3回:2018年12月
*楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性に満ち、変化の激しい現代社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。