2017年2月10日

杉下さん、伝版®ダイアリーのことおしえてください

伝版®ダイアリーとシリーズ① 杉下正行さん~直線的な思考からの脱皮に!

伝版®ダイアリーを気に入ってくださっているのはどんな方なんだろう。『伝版®ダイアリーとなにしているのだろう。らくでん自身とても気になっていたことを、ユーザーのみなさんにおききしてみました。今号からシリーズでご紹介します。初日は杉下正行(すぎしたまさゆき)さんです。

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らくでん(以下楽伝): こんにちは!今回はお時間をいただきありがとうございました。

杉下さん(以下杉下): お久しぶりです!
気に入っていますから紹介できてうれしいですよ。
 
楽伝: しかもトップバッターでの登場!

杉下: トップバッターはびっくり(笑)

楽伝: ありがとうございます。はじめにご自身のことをいいですか。いまは関西にお住まい?
 

杉下: はい、神戸です。妻と、中学生と小学生の子どもたちとの4人暮らしです。しごとでは、 はなまる総合研究所として起業しています。マーケティングとワークライフバランスのコンサルタントをしています。

楽伝: たしかテニスもなにか?

杉下: よくおぼえておられますね(笑)コンサルティングのかたわら週末に、関東と関西でテニスの大会を主催しています。
 
楽伝: なぜ、テニスで起業を?
 
杉下: もともと自分の趣味でして。大会って負けるとそこで帰らなければなりません。負けたら帰るって甲子園しかり、当たり前かもしれませんが、私は疑問を感じたんですよ。
 
楽伝: もっと試合がしたい?

杉下: そうですっ!「テニスが本業でない」場合、週末の時間は平日に本業をがんばったご褒美のようなもの。その時間とエントリー代も投資しますから、負けてもたくさんやりたいっ!

楽伝: あっ、すごい熱気が・・・

杉下: スミマセン、ついチカラ入りました(笑) たとえば、勝つと5試合できて、負けた人は1試合の場合もある。ふだんは仕事とか学校や家族とのことなどもろもろで「テニスが本業でない」人はたくさんいますから、私以外にももやもやしている人がいるんじゃないかな、と。

楽伝: それで、プチシングルス大会の起業ですね。 

杉下: 非常識なのは百も承知ですが始めてみました。立ち上げには専門のコンサルティングで活用している技術がいろいろと役立ちました。

楽伝: これって、ふつうの大会と何がちがうんですか?
 
杉下: 変則的なルールで試合をやります。  具体的には、合計16人でのプレー予定して、4人ずつのリーグ戦の後に各リーグの順位別でのトーナメントを行います。予選は15分マッチ、順位別トーナメントは20分マッチです。不完全な形ですがこれでひとりあたり負けても最低5試合はできます。

 
楽伝: 時間制の試合だけれど、必ず5試合はできる!
 
杉下: そうです。
 
楽伝: ほかにもなにか?
 
杉下: アリマス!「楽しいコミュニケーションの経験」にこだわっています。一般の大会では暗黙知とでもいうか「試合だけやってだれとも口をきかずに帰る」なんてことがふつうに起こります。勇気を出して話しかけてもあんまりいい発展をしなかったり。
 
楽伝: 楽しもうとテニスをしに来ているのに、あんまり楽しくない?
 
杉下: しかも、負けたら帰らされる。コレ、最悪です(笑) せっかく同じ趣味の人が集まっているのですから、自分は試合をしていないときも楽しみたいし、皆さんにも楽しんでいただきたい。

楽伝: 「楽しい」にこだわるって、らくでんもです。

杉下: たしかに!プチシングルス大会はさまざまな小さなコミュニケーションの仕掛けをしています。 空き時間にはほとんどのご参加者がその日初めて会った方々と談笑しておられます。

楽伝: アットホームな大会ですね。どのぐらいの方が参加されているんですか。

杉下: 毎月、関東と関西で30回ほど大会を開催しています。いままでべ4万人の方に参加いただきました。
 
楽伝: 4万!それにしても杉下さん、お忙しいですよね。平日はコンサル業、週末は大会の現場にもおでかけになるし。ふたりのお子さんの授業参観は欠かさないし。

杉下: あっ、さいごのはFBからバレたな(笑) おかげさまでたいへんさを含めて楽しんでいますし、伝版®ダイアリーがいいしごとをてくれているんですよ。
 
楽伝: というと?
 
杉下: To Doリストの呪縛に縛られていた時代がありましてね(笑)。そのころに、知人のところでこのダイアリーに出会いました。見た瞬間にピン!ときて、使わせていただくことにして、以来のご縁です。
 
楽伝: ありがとうございます。で、なにが「ピン!」だったのでしょうか?

杉下: 構造として、樹形図的であるTo Doリストはなんともそっけない感じがします。やってもやっても新たなタスクが増える。終わったタスクも、リスト上は消えますが「消える=ほったらかし=やっつけてそれでおしまい」なのがなんだか・・・。

楽伝: わかる気がします。消し込む瞬間のスッキリ感はあるけ次に活きるなにかを発見する内省生じにくいとか、楽しくないとか。
 
杉下: そう。楽しくないとなかなか前向きな作業にならないんです。終わりがないようにさえ当時は思いました。
 
楽伝: その点、伝版®ダイアリーはわれわれNPO法人楽しくつたえる・キャリアをつくるネットワークが創っていますから(笑) 楽しく遠くへ行けますよ~♪ スミマセン、冗談です。
 
杉下: いや、ホントですよ!伝版®に書きこんでいくと、To doリストでありがちだった直線的な思考を脱皮できるんですよ。そうすると人にもアイディアを伝えたくなる!
 
楽伝: そうですか?うれしいです。コミュニケーションする準備を促進することは伝版®のねらいでしたから。語るべきものをもち、語りたくなるよう。まずは自分自身を「ひきだし」「ひもとき」「くみたてる」をサポートしたかったです。
 
杉下: なるほどね。私は“より人間が有機的に考えているに近い感覚で書き出せたり、自由な発想が湧いてくる”気がしています。
れから、いろいろなプロジェクトを1枚の伝版®の上でとらえると、それら絡み合う関係性を見出しやすいです。結果、統合的にアウトプットしやすい。これは直線的なTo Doリストで感じることができない感覚で、このダイアリーを気に入っ一番のポイントでもあります。 
 
楽伝: ところでこのお花(右写真)ですが、真ん中の50年前を振り返る」が気になるんですが
 
杉下: これは「未来会議」でかいたものです。2年前につくったグループで、定期的に集まり自分の未来デザインに取り組んでいます。
 
楽伝: 未来キャリアのデザインですね。
 
杉下: そうです。そのあるときのテーマが「50年後の自分が、今の自分に言いたいこと」でした。
日々の業務が50年後の自分にとって大事なことなのか?大筋として間違っていないか?・・・なんてことを、この先のいろいろな変化を想像しながら書き出してみることで、今の自分を客観的に見ることができました

楽伝: そのときにお花を!

杉下: そうです。みなさんは手帳やノート、タブレットなどに書き込み、私は伝版ダイアリー。装丁もいいんですよねぇ。

楽伝: そうてい?
 
杉下: はい、デザインです。ダイアリー本体の紙質やデザインも特別感があって、記入した自分のやりたいことなどが、なんというか「輝いて見える」んです。
 
楽伝: 祝福感がありますよね! ではさいごに、おたずねします。杉下さんなら、どんな方に伝版®ダイアリーをオススメしますか?
 
杉下: そうですね。自分の経験にも紐づくのですが、ひとことで言うと「カオス」というか、あれもこれも考える必要があり多少なりとも混乱を感じている方全員にオススメします。
「カオス」の背景はキャリアの転機だったり、ライフステージゆえだったり、人それぞれですよね。でもこのダイアリーは、そうした違いを問わず、自分の頭の中を、ぽかっと伝版®の上でアウトプットでき、整理してとらえなおすのに非常に有効なツールですから。
 
楽伝: 自分のことを自分に見える化、ですね。

杉下: 私自身そうでしたが、いきなり使いこなせた気分になるわけではないかもしれない。ちょっとずつ日常に取り入れていくことで、だんだんきもちよくアウトプットできるようになっていきます。ペースや使い方は人それぞれでいいんじゃないかな。

楽伝: はい、伝版®のかき方に「正解・不正解」「上手・下手」はありませんので。

杉下: 気の向くままにちょっと描きこんでみたり、広げて未来のことを考えてみたり・・・楽しみながらつかうことをオススメします。そうしはじめた時点でもう、永遠に続きそうなTo Doと戦う時間に距離をおき始めていますよね。

楽伝: そうでうすね。みじかくても、ちょっといい時間の誕生を感じていただければ。

杉下: このくらいうまく!こうでなくちゃ!と完ぺきをめざすとなかなか一歩がでませんよね。それより、失敗しても「自分としては下手」でもいいからとにかくやってみる。その失敗を含めて楽しみながら何度もやっていくことができれば、そのうち上手になる。継続は力なりです。
 
楽伝: いまのひとこと、なんだか確信に満ちてましたね。
 
杉下: 肌で感じている自分のモットーでもあります。テニスの大会がまさにソレなんですよ。常連の皆さんは、たくさんの失敗と敗戦を経験しながら、そのプロセスを楽しんだ結果、非常に強くなってしまう(笑)
 
楽伝: 失敗できるからこそ、ですね。今回はどうもありがとうございました!
 
杉下: 私もいい振り返りの機会になったので感謝しています!
 
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杉下さんのお話はいかがでしたか。いろいろなバックグラウンドをおもちのユーザーさんにお話をきいていくと、いろいろな場面・目的で使ってくださっていてほんとうにおもしろいです。
次回もどうぞお楽しみに!(らくでん)

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