2017年2月18日

木下さん、伝版®ダイアリーのことおしえてください

伝版®ダイアリーとシリーズ④ 木下達夫さん~マインドフルネスを助けるにも効果的なツールです

『伝版®ダイアリーと』なにしていますか?シリーズ第4回目は、木下達夫(きのしたたつお)さんです。らくでん自身が気になっていたことを、ユーザーのみなさんにおききしてみました。

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シンガポールで実施した
リーダー育成研修のフォーラムで。
最前列、右から3番目が木下さん

らくでん(以下、楽伝): 木下さん、こんにちは。今回はお時間をいただきありがとうございました。クアラルンプールからのステキなお写真も!

木下さん(以下、木下): こんにちは!「伝版®ダイアリーの経験をきかせてもらえないか」とご連絡をいただいて「喜んで~」と即答しましたよ(笑)

楽伝: ありがとうございます!木下さんがつかってくださったのは2015年度版でしたね?
 
木下: そうです。ダイアリーというより、伝版®そのもののことを友人からきいていて、人事の観点から伝版®コンセプトやデザインのファンでした。ですからそれが継続性のあるダイアリー形式になったのは素晴らしいと思っていました。私はGE(General Electric Company)に所属しているのですが、2年前にマレーシアのクアラルンプールへの転勤が決まりました。そのとき「いま、あのダイアリーがあるといいかも!」と思ったんです。公私ともにいろいろな変化が想像されましたから。

楽伝: それでご家族の方の分とあわせて2冊、クアラルンプールへ連れて行っていただきました。そちらでの生活はいかがですか。

木下: とても楽しんでいます。仕事では、東南アジア各国に仕事仲間がいるので、クアラルンプールのオフィスにいる時は電話や、ビデオ会議よりさらに臨場感のあるテレプレゼンスを使った会議が多いです。フリーデスクのオープンオフィスで、会議の合間は同僚たちと気軽に会話できるにぎやかな環境です。集中したい時にはブースや小会議室をつかっています。お昼には中華系の屋台村で麺類、オフィスの裏にあるインド人街でのカレー、隣のモールに数店舗ある和食と多様な食事を楽しんでいます。

楽伝: 多民族国家のマレーシアらしいですね。

木下: でしょう!午後は6時を過ぎるとほぼ全員が帰宅します。私もそうですが、平日も家族と夕食を一緒にするのが基本です。

楽伝: 出張はどうですか。

木下: この2年間で40回弱といったところでしょうか。東南アジア内の出張は飛行機で片道12時間ですので、国内出張のような気軽さです。大きな遅延もなく中距離バスを利用する感覚です。私は異文化に身をおくことが大好きなので、出張は12泊の小旅行として、毎回東南アジア各国の独特の文化や食事、街並みなどを楽しんでもいます。
写真(右)はインドネシアに出張したときの現地の人事チームメンバーとのランチタイムです。

楽伝: いい雰囲気が伝わってくるお写真です。現在はどのような取り組みをされているのですか。

木下: いまの主な役割は、東南アジア地域におけるリーダー育成と、組織文化の変革の推進、それから人事スタッフの育成です。

楽伝: 木下さんというと人事のプロフェッショナルという言葉が浮かびます。

木下: おそれいります(笑)もともと、学生時代の就活中に「人事のプロ」というキャリアがあることを知り、ご縁があってP&Gジャパンに入社し、人事の新卒採用の仕事からキャリアをスタートしました。

楽伝: P&Gは部門別採用でしたね。

木下: そうです。P&Gで5年間経験をつんだ後に、GEに転職して約16年になります。そういえば、楽伝さんもP&G出身の方が何人も関わっていますね。ご縁を感じます。

楽伝: マーケティングやリサーチ出身、渉外広報・・・あっ、結構いますね。忘れていました(笑)ところで、社会人として通算21年経ちましたが、人事という仕事に対する想いになにか変化はありますか。

木下: 就活中に描いた「人事のプロとして世界中どこにいても強くて活力あふれる人材や組織を作ることに貢献したい」という想いは20年以上経った今でも変わらずです。この想いの原点は学生時代に一年間休学して、アジア、アフリカ、南米と世界一周放浪旅行をした時にあります。

週末を利用してミャンマーに旅行へ
楽伝: 以前にうかがった社会人になってからの世界旅行のお話の印象が強くて失念していましたが学生時代に、原点となる世界旅行をされていたのですね。

木下: はい。当時、さまざまな土地の人たちと交流し、その国の経済や文化を肌で感じていくうちに、「新興国の成長に貢献したい」という思いがつのっていきました。
ですから、いまこうしてご縁をいただいて、東南アジア地域で働く機会をいただき、人材や組織という観点から国やビジネスの成長に関わることができていることはたいへんうれしいですし、やりがいがあります。

楽伝: すてきですね。「ご縁をいただいて」とおっしゃるけれど、うかがっていると、ご自身でそうキャリアを拓いてこられたのだろうと感じました。

木下: ありがとうございます。そう心がけています(笑)

楽伝: 冒頭で「人事の観点から伝版®のコンセプトやデザインのファン」とお話にありましたが、もう少しくわしくおしえていただけますか。

木下: もちろん、いいですよ。私はGEでキャリアナビゲーションという社内研修の講師をしています。このキャリア研修で強調していることは、充実感の高いキャリアを実現するためには「Know Yourself!」。つまり、自分がやりがいを感じることは何か、何に感動するのか、自分なりのこだわりは何かを知ることが出発点になるということです。

楽伝: それらすべては「自分の内側」にあるものですね。

木下: そうです。自分の中だけにあるのですが、自分のこととなるとなかなか自然には気づきにくいものです。伝版®は素敵なデザインによって、自分の中にひそんでいる「自分についてのこたえ」を自然に導くようにひきだして「見える化」できるツールだと思っています。

楽伝: 実際我々としても、自分自身の見える化こそ、行動していくために不可欠な最初の作業ですので、その過程に役立つツールを提供したいと考えていました。同時に、見える化ができて、いざ行動し始めてからのプロセスもサポートしたかったんです!

木下: 実際、サポートできていますよね。キャリアをつくることは、車の運転をするのに似ていて、日々の気づきを振り返りながら、適宜「軌道修正していく」必要があります。

楽伝: 変化の激しい現代、この「軌道修正する力」がとりわけ重要ですね。

木下: 同感です。私が伝版®ダイアリー活用したときは、まさにその軌道修正のエイドにすることをねらって、東南アジア勤務のスタートにあわせてつかいはじめました。

楽伝: どんな風につかわれたのですか。

木下: まず、自分が海外勤務をするにあたって、自分なりのやりたいことを見える化しました。業務目標ではなく、「現地の人と仲良くなる」「現地の伝統文化を体験する」といったことや、「日本文化や良いところを伝えるアンバサダーになる」など、幅広い内容が含まれます。そしてダイアリー形式で、それに関連した出来事や気づきをカレンダーの部分にキーワードで書き込みました。すると進捗を実感することができて、新たな環境にある自分に自信をつけることができました。

楽伝: 順調でしたか。

木下: もちろん一年かかっても着手すらできていないものもありますし、一年の間にあらたに加えたこともあります。ですが、不思議なもので、やりたいことを「見える化」することで、自分の中から意欲が湧き上がってくるのを感じます。私にとって伝版®ダイアリーは一種の「栄養ドリンク」のような存在です。

楽伝: 栄養ドリンク、いいですねぇ(笑)我々も伝版®ダイアリーをつかっていることで、自分の声に耳を傾けやすくなり、本来もてる力をそのままに発揮しやすくなるように感じています。

木下: だれしも多少なりと、他者からの視線や評価、さらには自分の自身に対するあまり正当でない評価に、心穏やかでなくなることがありますよね。最近の人事のホットトピックである「マインドフルネス」では、自分の呼吸に意識を向けるなどして「いま、ここ」に徹底して集中することで、そうした他者や自身の評価にとらわれず、自分のネガティブな感情に距離を置き、ウェルネスを維持あるいは向上できるとしています。伝版®ダイアリーは「マインドフルネス」を助けるにも効果的なツールだと思います。

楽伝: ダイアリーは、考えたりそのときどきに思い浮かべたことを伝版®のお花の上にぽんぽんっと置いていく=自分の外に置くことができます。いいことも悪いことも、とりあえず「託す」感じでしょうか。

木下: 「託す」ことで、ネガティブともある種の距離を置くことができます。つまり、ネガティブそのものを否定するということでなく、客観視することができるようになります。

楽伝: しかも、乗っているのは「お花」の上ですから(笑)

木下: そうですね(笑)やっぱり伝版®ダイアリーは栄養ドリンクだな!

楽伝: 木下さんのダイアリー、拝見したいなぁ。

木下: それが・・・去年の秋にオフィスの引っ越しがあって、そのときに家に持って帰ったと思ったんですけど、今回みつからなくて、スミマセン!

楽伝: そうでしたか、だいじょうぶですよ。でもダイアリーがお手元にない状態でここまでお話いただいたことにびっくりです!よく、思い出していただきましたね。

木下: それは覚えていますよ。気に入っていますから。

楽伝: ありがとうございます!ところで、木下さんが伝版®ダイアリーをオススメするとしたら、どんな方にされますか。

伝版®ダイアリーは
見開き1ページで1カ月

木下: 最初にオススメしたいのは、新しい仕事や環境を迎えた人です。まずは新しいチャレンジにわくわくしている想いを、ぜひ伝版®ダイアリーで「見える化」してください。さらに、新しい環境での経験から発見したことや、出来事を日々記録していくことで、自分がどれだけ進捗して、適応できているかを確認できると共に、新しい環境においても自分らしさを大事にすることができます。
仕事での転機に限らず、入学、ひとり暮らしを始めた、ご結婚された、お子さんができたなどのライフイベントにあわせて伝版®ダイアリーを活用することもオススメです。

楽伝: 木下さんが東南アジアに着任されたときに、実践された使い方ですね。

木下: はい、とても有意義でした。次にオススメしたいのは、今の生活がなんとなくルーチンになってきていて、新しい一歩を踏み出したいのだけれど、自分のやりたいことや何に向いているのかになかなか自信が持ちにくい人です。就活、転職、退職が近い方だけでなく、しばらく同じ職責や環境にあって、このままでいいのかなと疑問を持たれている方も含まれます。

楽伝: なぜオススメなのですか。

木下: こたえは自分の中にあるはずなのですが、忙しい日々の中で自分と向き合う時間を確保するのはなかなか難しいです。伝版®ダイアリーはシンプルなビジュアルで、心のもやもやを「見える化」してくれ、さらに日々の気付きを記録することで、毎月ページをめくるたびに「自分のやりたいいこと=こだわり」が前よりもはっきり見えてくると思います。記入した伝版®ダイアリーを家族や親しい友人に見てもらうことで、良いアドバイスを得られることもあると思いますよ。


生後3ヶ月の娘さんと自宅近くにて
楽伝: わかりやすく説明してくださって、ありがとうございます!ところで、おとうさんになられたそうで。おめでとうございます!

木下: ありがとうございます!!昨年10月に長女を授かりました。妻が出産したクアラルンプールの病院は施設が充実していて、ドクターや助産師、看護師の方々の対応もたいへんプロフェッショナルで、安心感がありました。マレーシアは10年連続で日本人が住みたい国「世界No.1に選ばれているんですよ。実際、転勤前に想像していた以上に快適な生活環境です。みなさん、よろしければおでかけください!

楽伝: いいですね、ぜひうかがいたいです。今回はありがとうございました!

木下: こちらこそ、ありがとうございました。日本で、クアラルンプールで、またお会いしましょう!

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木下さんのお話はいかがでしたか。ユーザーさんにお話を伺うシリーズ『伝版®ダイアリーと』は全7回の予定です。次回は2/22水曜日の予定です。どうぞお楽しみに!(らくでん)
 
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