一面がガラス張りの広くきもちのいい空間に、岸和田市内の小中学校はもちろん、隣接する貝塚市の小学校からも!
たくさんのおかあさまやおとうさま、地域で子どもたちの英語教育にあたっておられる先生もあつまってくださいました。
たくさんのおかあさまやおとうさま、地域で子どもたちの英語教育にあたっておられる先生もあつまってくださいました。
◆初対面がいっぱい♪
今回は、友だちやごきょうだいと参加の子どもたちと、おひとりで参加の子どもたちが、ちょうど半々の顔ぶれ!だれもが、何人とも初対面という2時間です。
小学2年生から中学1年生まで、英語の学習歴はもとより、英語への興味や自信の多寡など、英語に対する気持ちもみんなそれぞれです。
初対面の、見るからに学年の違うメンバーもいる中で、緊張して表情が硬かったり、「何をやるんだろう」と好奇心や不安が顔に出たり。子どもたちは正直です。そこで前半はいろいろなゲームでカラダを動かしたり、声を出して楽しんでウォーミングアップ♪
◆だんだんあったまろ!
まずは会場を広くつかってWalk! Stop! Jump! Turn!
親しみある「動作を表す英語」でカラダを動かしてみます。言葉とあべこべのアクションで遊んだり、何かになりきってみたり、あちこち動いてメンバーのポジションもまぜまぜ!
続いては、英語ならではの息の使い方で大きな声を出したり。観客の前でのなりきりゲームにトライしたり♪
英語の数字を使って、言葉だけに頼らないコミュニケーションを体感するゲーム“Bamboo Shoot!”にも挑戦!最後の一人までカウントできても、途中でかけ声が重なってカウント終了となっても、かけ声は同じ!自分たちへのエールをこめた“Hooray!”
◆それぞれのチャレンジ
ところでこの“Bamboo
Shoot!”最後までカウントすると達成感あり!ですが、子どもたちとのアイスブレーキングでは「最後までカウントできるようになること」自体が目的ではありません。
世代を問わず、初めての場で “One!” “Two!” “Three!” “Four!” ー自分でタイミングを決めて声を出すことに勇気がいるひとは多くいます。また、まだ間(ま)をはかることがむずかしい学齢では、途中でカウントが重なりやすいもの。でも「じゃあもう一回!Hooray!」とみんなでかけ声をかけてまたチャレンジ! ⇒ またまたチャレンジ! ⇒ またまたまたチャレンジ!
何度も何度も “Hooray!” の一声でどんどん次に進む空気に、「しっぱ~い!」「あぁ、また」とがっかりした子たちも「失敗してもだいじょうぶ!ココでは失敗じゃない」と少しずつ感じられたり?!
ところでこのゲームは、成長につれて違った楽しみ方もあります。
“伝え合う”という力をより意識できる段階なら、いかに最後までカウントするかをめざし、言葉に頼らず、どのように相手と間(ま)をはかるか工夫したり、ほかのメンバーの傾向を観察したり。そうしていかに早く最後までカウントできるようになるかを楽しみながら競うこともできます。
今回参加してくれたみなさんも、いまごろお友だちとやってくれているかな?!
“伝え合う”という力をより意識できる段階なら、いかに最後までカウントするかをめざし、言葉に頼らず、どのように相手と間(ま)をはかるか工夫したり、ほかのメンバーの傾向を観察したり。そうしていかに早く最後までカウントできるようになるかを楽しみながら競うこともできます。
今回参加してくれたみなさんも、いまごろお友だちとやってくれているかな?!
東京都内の大学での1シーン
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学生さんはより短時間で上達しますが、数分の体験でコミュニケーションの基本マナーを実感されるようです。
アイコンタクト、速い・遅い、その人が選びがちなタイミング、チームでの呼吸などー「観察すること=相手に興味を向けること」。体感したことは、その後のグループワークの進行に活きます。学生さんばかりでなく、社会人にとっても!コミュニケーションの基本マナーは世代を問わず不変ですね。
◆言葉だけでないコミュニケーション
さて、水分補給をしたり、ちょっとおかあさん・おとうさんと話してみたりの休憩をはさんで、アクティブなコミュニケーションに挑戦する後半がスタートします!
まずはファシリテータと地域の英語教育者の方による「A」と「B」、2パターンの日本語でのやりとりを見ていただきました。
「どう?なにかきづいたことおしえて!」
「B(のパターン)は、目をあわせてた」「Aは(話をきいている人が)真顔やったけど、Bの方は笑ってた☺」
「Aのときはなんもしゃべんなかったけど、Bは会話ができてた」
「なるほど。Aのときは私も話しながらちょっとこわかったわ。このひと怒ってるんかなって」
みんなでやりとりしていると、前半に “うれしい!” “びっくり!” などいろいろな表情を顔でやってみたことや、“Bamboo Shoot”でのアイコンタクトが思い出されます。
会話を支えるのは「言葉」だけでないこと、あらためて実感です。
会話を支えるのは「言葉」だけでないこと、あらためて実感です。
◆英語はコミュニケーションの1つの道具!
さいごは今日の集大成~「英語でだれかに自分の考えやきもちを伝える」にチャレンジ!英語の表現や単語にふれながら、二人一組で互いのチームメイトにインタビューし、チームメイトを他のメンバーに紹介します。
サポートするおとなたちは、今チャレンジしていることを承認しながら、発表内容を創ることを応援したり、リクエストにこたえて新しい英単語を紹介したり、習いたてのアルファベットを写しやすいよう、書く場所のすぐとなりに同サイズで英単語を示したり、完成したメンバーの発表練習を聴いてフィードバックするなど、それぞれの現在地に応じた働きかけをします。
発表タイムには、学習歴の長いメンバーが率先して先行してくれる頼もしい場面も。最年少のメンバーも、お友だちやファシリテータと協力して発表できました。
発表するメンバーを、目をきらきらさせて見ていた子たちは「あんな風に話せるようになりたいな!」という思いだったでしょうか。同時に、一生懸命に単語を読もうとがんばるメンバーを、思わず「がんばって!」と前のめりで応援した学齢の高いメンバーもいたことでしょう。
まとめに、この日のリフレクション(振り返り)をしてワークショップは終了しました。
さて、子どもたちは翌日から学校や英会話教室など、ふだんの学習の場に戻っていきます。いつもの場所で英語と向き合うモチベーションが、2時間1回のココならではの体験を通じ、少しでもいきいきしたものになってくれたら!とてもうれしいスタッフ一同です。
《子どもたちの感想より》
・ほかの学校の初めて会う子といっしょにできてうれしかった。・英語で、だれかになかまを紹介できてうれしかったです!
・初めて会った子をしょうかいするのはやったことがなくていい経験になりました。
・しょうかいするのがきんちょうしたけれど、楽しかった。
・初めはきんちょうしていたけど、ゲームを英語でやるうちにとても楽しかったです。
・なりきり写しんやからだをうごかしてやるのがたのしかった!
・表情をつけた方が伝わりやすいとわかった。
・英語をもっとがんばろう!と思いました。
・なかまをしょうかいしてみて、ふだんの生活でもやってみたくなりました。
◆まぜまぜの力
こどももおとなも、年齢・性別・国籍・心やからだの状態や発達段階を問わず、感じ方や好奇心の対象は人それぞれ。らくでんの「場」は、いろいろな人がそれぞれのあり方でチャレンジし、うっかり楽しめちゃう場になることをめざしています。
水先案内人となるファシリテータたちは、その場にいるみなさんのお力をかりて “遊んで身につく、即興英語ワークショップ” をいっしょに実現します。
今回のワークショップは(独)国立青少年教育振興機構 子どもゆめ基金* の助成をはじめ、岸和田市教育委員会からの後援、地域で子どもたちの英語教育に携わる先生方や保護者の方々にご協力をいただきました。保護者のみなさまにはご感想や今後へのアイディアもいただき、とてもうれしい現場でした!つねに進化するプログラムで、いつかまた、みなさまとご一緒できることを楽しみにしています。ありがとうございました!
*子どもゆめ基金(独立政法人国立青少年教育振興機構)~ 国と民間が協力して子どもの体験・読書活動などを応援し、子どもの健全育成の手助けをする基金。当法人は2017年度の大阪府阿倍野区、2018年度の徳島県板野町での開催に続き、子どもゆめ基金助成活動としてこの企画を実施いたしました。
◆次回は夏休み7月25日午後/茨木市*子どもゆめ基金(独立政法人国立青少年教育振興機構)~ 国と民間が協力して子どもの体験・読書活動などを応援し、子どもの健全育成の手助けをする基金。当法人は2017年度の大阪府阿倍野区、2018年度の徳島県板野町での開催に続き、子どもゆめ基金助成活動としてこの企画を実施いたしました。
次回は大阪府の茨木市立 東コミュニティセンターで!茨木市教育委員会の後援をいただき(独)国立青少年教育振興機構 子どもゆめ基金助成活動として開催します。
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