2017年3月17日

らくでん式シリーズ③ あと10分?じゃ、アイムツリーがやりたい!

『らくでん式・英語インプロの現場から』③

『らくでん式・英語インプロ』のいろいろな現場で、参加メンバーが気づいたことやファシリテータが感じたことをご紹介するシリーズ『らくでん式・英語インプロの現場から』。

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これは以前、初めての‟I'm tree!
今となっては懐かしい照れ照れのこどもたち
 

 
今回は「突然Im a tree!が始まった」今週の現場からお届けします。

その日は、インプロワークでなく、フォニックス(発音)を中心に学んだ小学生メンバー。
終わりが近づいたころのこと。「あと10分あるよ。なにやりたい?」とファシリテータがたずねると、「アイムツリーがやりたい!」

『“Im a tree!” 』は、以前ご紹介したワークショップの模様にもありましたが、英語インプロワークのひとつ。お互いの違いに気づいて尊重する気もちがわき、チーム力アップの楽しいワークです。

そうなのですが、メンバーが初めてワークに取り組んだ時のことをよく覚えているファシリテータは「えっ、あんなに最初は恥ずかしがってたのに。へぇ、自分たちからやりたいっていうんだ(笑)」と、ちょっとクスクスしちゃいます。

早速10分間!
今回はお題も自分たちで決めてもらい、チーム対抗「お題を当てるぞ!」バージョンです。「ドラえもん」「ディズニーランド」「桃太郎」といろいろ・・・盛り上がりました。

ところで、どうしてこどもたちは “I'm a tree!” を選んだのかなぁ?

ご本人たちはあれこれ頭で考えたりしていませんが、20年以上こどもたちと関わるファシリテータは「自分らしさを出せる時間だからかな?」といいます。

ボールをもらう(知識を受けとめる)という、いわば「先生から自分へと向いたやじるし」の学習場面では、自分を出しきることができないこどもたちがいます。それが良い悪いでなく、ふつうに存在しています。「自分が思いこんでいる“他メンバーとの能力差”」が気になって、あるいは「ムードメーカーやリーダー格のメンバーになんとなく気おくれして」など、いろいろな背景があるでしょう。

一方、インプロでは、自分で考えて発信する「自分から相手へのやじるし」がいっぱいです。仮に能力差や個人の性質に違いがあったとしても、だれもが対等に参加して楽しみやすいんですね。
こどもたちが無意識に選ぶ秘密のひとつがそこにあるのかもしれません。

 ・安心して「まずやってみる」ことができる

 ・だから失敗上手になり、

 ・小さな成功を重ねていくことができ

 ・発信を楽しむ力が育まれる。

《らくでん式》がとても大切にしていることです。(らくでん

 
◆シリーズ『らくでん式イ・英語ンプロの現場から』
 ① 「“固まった”中学生たちはいま?」

 
◆らくでん式・英語インプロワークショップ
開催済みのワークショップの模様は下記にてご覧いただけます。

「カラダとココロを動かし、未知と向き合う力を養う」




*楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性と変化あふれる社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。

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